井の頭公園吟行 四句

  水口は稚魚を束ねて夏に入る

  めだか増ゆおどろくことを忘れずに

  毛虫一匹公園口をよぎりけり

  草茂る雀咥へるもの白き

     寿福寺 三句

    栗鼠走る速さに夏の来りけり

  滴りもうれしきものと虚子の墓所

  涼しさに展かれてをりやぐら墓