やませ吹く            和田順子

山背吹き干拓村の沖茫と

朝靄に鮑突く舟出てゆけり

夏鶯天覧山の名を被き

蓮の花生死(しょうじ)

ざりがに釣りおとうと兄に従はず

街中が暑い小宮山工務店