鳥帰る        和田順子

鳥帰る大桟橋に船無き日

コンテナの切り分け積みや黄砂降る

球場の喚声チューリップに届く

物の芽の急なり新聞休刊日

春の寺故事来歴のあるなしに

霾ぼこり折伏説法辻の跡