紅 梅       和田順子

菟絲子忌来紅梅に色差し初めて

神鶏の歩みに崩る霜柱

浮舟の塚てふ紅葉散るままに

追ひつけぬことに追はれて年詰まる

疎ましき日もあるポインセチアかな

今日終ふる冷たき傘の柄を握り