梅見月        和田 順子

鎌倉のまづは菟絲子の紅梅へ

身に纏ふ水音風音梅見月

ひと色に枯れてやすけし葦の丈

水源はかばかり寒の芹そだて

北条の伽藍へ襟を立て行けり

水底へ影わすれしかかいつぶり