帆走   和田順子

 帆走のヨットの列や終戦忌

 海を見る泳ぎの技を知らぬまま

 雀らも籠りて八月行かせけり

 灼くる石一つは千服茶臼かな

海の日やマドラー錨の形して

つくつくと蟬鳴く今をつくづくと