小室山    和田 順子

師の句碑の高きにありて登りけり

烽火もう上がらぬ岬秋の濤

野分後の波のしぶきを歩きけり

秋晴や石食ひの木は石噛むで

半島の根を揺るがせて秋怒濤

多摩川の秋調布砧と名を残し