梶の葉     和田 順子

詩ひとつ書きて梶の葉吊るしけり

梶の葉を祓ふ神鈴かろやかに

梶の葉に書く一文字の滲みけり

夏草に繫がれてゐる山羊の暇

蛭が野の水分石や緑さし