田毎の月   和田 順子

姨捨の田毎の蛙鳴きはじめ

紬織るときをり五月の風を織り

古戦場雀の鉄砲よく伸びて

若葉して生島足島朱の社殿

仲見世の江戸の活気も夏に入る