報国寺   和田 順子

 掌に触れてゆく秋冷の竹の幹

 竹百幹くぐりて秋の湿りかな

 山の日の巡りてきたり蔓竜胆

 どんぐり青しときめく心まだありて

 月さして鉄砲虫は木の穴に