いわき 和田
順子
冬凪の湾炎えし日を忘れまじ
吹き抜くる風と落葉の勿来関
鞍掛けの松と伝へて菰巻きす
湯に癒す馬に紅葉の降るばかり
天田
愚庵
落ちもせず愚庵生家の柿小粒