山     和田 順子

  松影のとどく山廬の白障子

  百目柿地に触れさうに熟しをり

   渓音に触るる下枝の初紅葉

  花のカレンダー買ひ来て勤労感謝の日

  火を使はぬものばかり食べ火恋し