来し方に    和田 順子

 ホットワイン夫と二人で居たやうに

 夫の忌来山橘のつぶらな実

 ほくり咲く淋しきときは詩を詠み

 春の土深ぶか追肥施せり

 春寒料峭一日一日を納得し