真 柱   和田 順子

 葉桜や白く削れる真木柱

 畦塗りのまだ濡れてゐる日暮かな

 田水張り富士を大きくしたりけり

 花韮が咲くよ明日ある明るさに

 妻元気からすの豌豆よく茂り

 宇津ノ谷の茶畑躓きつつ登る